そくかんせつねんざ
(そくかんせつじんたいそんしょう)
足関節捻挫
(足関節靭帯損傷)
足関節捻挫は年齢問わず受傷頻度が高く、日々の診療でもよく見られる疾患の1つです。
多くは足首を内側に捻ることで発生する外側の靭帯損傷で、特に前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)の損傷が多いです。

症状
足首の外側(外くるぶしの周辺)に痛みや腫れ、内出血がみられます。
また受傷時と同じ様に足を捻ると痛みが増したり、押すと痛みもみられます。
当院では損傷の程度に応じて、テーピング、サポーター、ギプスなどで固定を行います。

子どもの捻挫
幼児〜小学生くらいの子どもの骨は大人と比べて柔らかく、捻挫の衝撃で骨の一部が剥がれる剥離骨折を伴うことがあります。

治療
足関節の捻挫は比較的軽視される傾向がありますが、放置したり、完全に治癒していない状態でスポーツ活動を再開してしまうと、捻挫が「クセ」になってしまう可能性があります。長く痛みを残さないためにも、しっかりと治療を行うことが大切です。