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足の外科

静岡県臨床整形外科医会に参加してきました。特別講演の滝先生の講演は内容も分かりやすくとても勉強になりました。まずsnowboarders ankle(距骨外側突起骨折)の診断です。Vサインなるものが示されましたが単純レントゲンではなかなか困難でCTを撮影しなければならない場合もあります。40%が見逃されるという距骨下の骨軟骨損傷です。Maisonneuve骨折についての解説もありました。 遠位脛腓靭帯および下腿骨間膜の損傷に腓骨近位部骨折を伴ったものです。 単なる後果骨折や内果骨折だと考えないで、long legのレントゲンが必要です。小学生の捻挫ではほぼ剥離骨折を伴っており、将来的には副腓骨の原因になります。骨癒合が得られなくても安定性が得られるのでギプス固定が推奨されます。リスフラン靱帯損傷も見逃されやすい疾患です。15%が適切な治療でもスポーツ復帰できないとの報告があります。1~3趾はRigidに4~5趾はMobileに固定することが原則なのでリスフラン靱帯損傷の手術の固定性も議論の残るところです。足根骨癒合症についての話もありました。距骨踵骨癒合症や踵骨舟状骨癒合症についての話もありました。「この子よく~するんです」という母親の話がありよくわからない場合は一度疑う必要があります。Freiberg病や舟状骨疲労骨折、クラッシックバレエに特徴的な第2中足骨近位部疲労骨折にも注意が必要です。骨折では腓骨の整復が重要です。2mm以上の短縮や外側転位では手術が必要。内側に圧痛や腫れがあれば手術です。後果は1mm以上の転位で手術といっていました。人工足関節はまだ議論の余地があるが人工距骨はよいかもしれないとの事です。全体的に外傷から疾患までとても内容の濃い講演でした。今後の外来診療にとても役に立ちそうです。まだまだ勉強が必要と痛感しました。


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