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19年度富士・富士宮リウマチセミナー参加

最終更新: 2019年5月17日



 運動器認定理学療法士の油上です。

 19年度富士・富士宮リウマチセミナーに参加してきました。


 今回のセミナーでは当院と連携している富士整形外科病院で行われているComputer Navigation 支援下人工膝関節全置換術についての講演がありました。


 手術後、当院で理学療法を希望する患者さんもいますので、精度の高い手術を受けられた患者さんに対応できるよう精進していきたいと思います。

院長の内藤です。内藤です。高齢者RA患者の治療や鑑別診断の講演がありました。オレンシアやシンポニーは比較的高齢者にも使いやすい。OAが鑑別診断としてやはり大事である。簡単なOAは鑑別できるがerosiveOAは悩む場合がある。もともとのOAにRAが合併した場合は鑑別が難しい。X-Pの特徴としてErosiveOAはGull-wing、PsAはmouse-earである。OAの最近の話題としては、肥満細胞がTNF-α、IL-6などの炎症性サイトカインを産生するということ。高度の肥満患者ではしばしばCRP陽性になる。炎症がおこれば破骨細胞を誘導する。偽痛風の話もあった。両側膝、両側手関節、股関節の5枚で軟骨石灰化症は診断できる。

偽痛風も奥が深く、鑑別としてヘモクロマトーシス、副甲状腺機能亢進症、低マグネシウム血症、低フォスファターゼ血症などを疑う。特に60歳以下で発症した場合はFe,TIBC,ferritin,Ca,ALP,Mg,P,PTHを測定する。痛風と同様に脱水やストレスなどでも発症する。PMRではエコーで滑液包の腫脹を確認すること。ステロイドで70~80%は改善することを確認。ステロイド抵抗性であれば側頭動脈炎RA、多発性筋炎の発症にも注意。傍腫瘍症候群にも注意。鑑別として甲状腺機能障害、熱があれば感染性心内膜炎、多発性骨髄腫も注意。高齢発症RAではRFや抗CCP抗体陽性は低い。高齢者ではeGFRは筋肉量が少ないのであてにならない。シスタチンCが有用。PMRやRS3PE症候群は6~7%に癌の発生あり。PMRにはブレディニン有用。

以上岸本先生の講演の要点をまとめたが、何回聞いても新鮮で説明が上手な優秀な先生だと感心した。


理学療法士の篠原です。私も富士・富士宮リウマチセミナーを聴講しました。人工膝関節全置換術やリウマチに関する内容が演題として含まれていました。中でもMCL(膝内側側副靱帯)の拘縮例に対し術中にMCL解離を図り、拘縮を改善させるという内容は興味深いものでした。MCLの拘縮は内反変形(いわゆるO脚)を促進させてしまうため解離を行い、結果として靭帯による緊張が緩和され関節裂隙が拡大するというものでした。



またリウマチの講義内容では、一部でリウマチの鑑別診断にエコーが用いられてきているというものがあり、興味深く感じました。エコーで上腕二頭筋腱や肩峰下滑液包等を確認し、それを鑑別診断に生かすというものでした。エコーは非侵襲的な診断が出来ることで近年注目されており、エコーが持つ可能性の大きさを改めて感じるものとなりました。

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