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第6回日本スポーツ理学療法学会学術大会


2019年12月7日(土)から8日(日)にかけて「第6回日本スポーツ理学療法学会学術大会」に行ってきました。テーマは「大いなるレガシーを求めて -2020に向けたスポーツ理学療法の新体系-」であり、''TOKYO2020''を念頭に入れた内容となっていました。


ACL損傷や足関節捻挫に関する報告があり、また暑熱対策に対する知見も得られました。ACL損傷では従来より指摘されてきたように危険因子として着地時の膝関節外反が挙げられ、その認識を深めることになりました。また床反力の高さとACL断裂が相関しており、床反力を小さくするためには膝関節や股関節の屈曲角度がある程度必要であるという報告がありました。


足関節捻挫に対してはACL同様に着地動作での受傷が問題となり、障害例では健常例に比べ前方偏位・内旋位であるという指摘がありました。そのため距腿関節のアライメント修正が必要であり、モビライゼーションといった介入が必要という指摘がありました。


諸熱対策では諸外国と日本ではガイドラインに大きな差異があることが指摘され、特に労作性熱中症に関しては今後国際基準に変わっていくのではないかという指摘がありました。しかし国際大会等では物品等が揃っており対応も可能ですが、一般レベルでは必ずしも国際基準に則ることは難しいと言えます。その場合アイスタオル(冷えたタオル)で全身を覆うと冷却効率が良いという話があり、この点は重要ではないかと感じました。一方、動脈を冷やすといった対処では冷却効率が低いという話があり、自分の中ではパラダイムシフトとなりました。身近で使える知見から臨床の場でのヒントなどを得られた体験となったと思います。                         PT篠原

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