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​ひざぜんじゅうじじんたいそんしょう

膝前十字靭帯(ACL)損傷

 ACL(前十字靭帯)は、脛骨から大腿骨に付着する靭帯です。下部の画像に見える、同じく脛骨から大腿骨に付着するもう1つの靭帯はPCL(後十字靭帯)と言います。画像のようにACLとPCLとで互いに十字の形に交差するため「十字靭帯」という名前で呼ばれています。

 ACL損傷の多くは「非接触型」(誰かと衝突したりして膝に直接外力が加わるのではなく単独での損傷)であり、特に着地動作時の損傷例が多いです。また女性の受傷例も多いことで知られています。

 受傷時はPOP音(はじけるような音や感覚)、脱臼感、荷重・歩行困難を呈します。また数時間後に血腫の増大が見られることもあります。二次的には不安定性や半月板・軟骨等の二次損傷が問題となります。衝撃が強い場合は破断することがあり、年齢・周辺環境等に応じて保存療法・再建術が選択されます
 

 先程着地動作時の損傷例が多いと記しましたが、特に着地時に「軽度の膝屈曲(軽く膝を曲げた状態)」+「膝外反(X脚の形)」が加わることで損傷することが知られています。予防としては、そもそもの立位姿勢が崩れている人は着地動作も崩れやすいので、改善が求められます。立位姿勢を整えた上で、動作時に姿勢を安定させるための筋力も必要です。
 またACLは脛骨の前方に付着するので、脛骨の過度な前方移動を制動する役割を持ちます。ハムストリングス(大腿後面の筋肉)は脛骨前方移動に抗する役割があるので、仮に受傷した場合はリハビリテーションの中でこれら筋肉の筋力強化訓練を行う場合があります。

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