半月板損傷

​膝の中にある半月板(クッションの役割や膝を安定させる役割を持つ)が傷つき、膝の曲げ伸ばしの際、痛みや引っかかり感を感じるようになります。

スポーツ、特にサッカー選手では半月板損傷を受傷してしまうことが多いです

前十字靭帯損傷(膝の中にある靱帯)を合併することも多く、時には選手生命にかかわる怪我となってしまいます。

当クリニックにも中学・高校生のサッカー選手などが受診します。

​半月板損傷の治療

治療は手術する方法手術しない方法に分けられます。半月板はもともと治りにくいものなので、自然治癒は難しい場合があります。

 

半月板は損傷された場合でも可能な限り手術しない方が後の状態が良いことが分かっています。が、手術をやむなく選択しなければならないことがあります。

 

手術も機器や技術の発達により以前よりは上手くできる場合も増えましたが、状態によって、一部分を切除しなければならないの事もあります。手術した場合でも手術後2年までに再び断裂する場合が4人に1人あります

 

​ジョーンズ骨折

第5中足骨(足の甲の小指側にある骨)の疲労骨折であり、特にサッカー選手に多く起こります。

日本代表選手では約3割の選手が経験しているといわれてます。
香川選手、小野伸二選手、ネイマール選手など多くのアスリートがこの骨折に悩まされてきました。

当院でも中・高校生のサッカー選手がよく来院されます

どういう時に、どういう人に起こりやすい?

どういう時?

  • サッカーでは軸足(ボールを蹴る足とは反対の足)に多く、外側に体重を乗せる時に起こりやすいです。

  • 人工芝でのプレーが関係していると言われてます。

どういう人?

  • 女の子座りのできない人に多い。

  • ビタミンD不足との関係も言われてます。

​予防するには?

足の親指で体重をかけることを意識する

自分に合った靴の中敷きを使う

足首の関節を柔らかくすること

 

​前十字靱帯損傷

​前十字靱帯は、膝関節の安定のためにはとても重要な靱帯です。

​この靱帯が損傷すると、「膝がはずれる」などといった不安定感により、日常生活やスポーツに支障をきたします。

ドルトムント所属のマルコ・ロイス選手、コロンビア代表ファルカオ選手、元日本代表の稲本潤一選手など多くの有望サッカー選手がこのケガに悩まされました。

当院でもスポーツ選手が受傷し、来院されることが多いです。

 

前十字靱帯の治療

一旦損傷された靭帯は再生しないため、自分の腱を使って再建しなければなりません。

したがって、自分の正常な膝の腱等を使い、前十字靭帯を再び作り直す手術が行われます。

(これを"前十字靭帯再建術"といいます)

大学にいたころ、膝班に属していました関係で、膝の手術を多く経験してきました。膝前十字靭帯再建術は自分にとっても思い入れの深い手術の一つです。

スポーツ選手 と 前十字靭帯損傷

手術の技術は格段に進歩していますが、まだ100%復帰することはできないのが現状です。

同時に半月板や内側側副靭帯損傷なども損傷されることが多いので選手生命はやはり短くなります。

当院でもスポーツ選手が受傷され来院することも多いのですが、手術になる患者さんも多いです。

手術の方法の進歩、予防も含めたリハビリテーションの進歩が期待されます。当院にもスポーツ外傷を得意とする理学療法士が在中です。